えんぞう

物語は　幸薄く病弱で清廉な少女のサクセスストーリー　だが、
予め主人公が死ぬ事を劇中登場人物も視聴者も全員知っていて、且つ、結末で死ぬという悲劇の物語でもある。
正直これだけでも受けるし、何度でも使える型である。

しかし、
このドラマの特異点は「スポ根・恋愛・サスペンス」を同時に展開した点である。
結果として余りにも詰め込み過ぎて随所で破綻を来しているにも拘らず、最終的には誰もが納得行く形で全ての要素が解決し収斂するという見事な仕上がりを見せるのだ。この点は脚本家が天才過ぎるのだと思われる。
その豪腕ぷりは、視聴者誰もが最終回で主人公が死ぬことを知っているので（笑）、局宛に「主人公を殺さないで」との依頼が殺到し、急遽放送回数を2回増やしたことからも伺える。

総評は、
商業作品の要件を満たしながら芸術作品（芝居）としての完成度も非常に高い稀有な作品、
である。

評価ポイントは3つである。

・物語に本質的な魅力があれば荒削でも面白い。
∟はっきり言って突っ込みどころ満載だし何度も破綻してはその衝撃でバウンドして帰ってくるくらい荒業満載であるが、物語自体が物凄く練られており非常に面白いので総じて大いに面白かったし、最終話で泣けるくらいである。

・昭和のテレビドラマとは思えないハリウッド映画並の怒涛の山場展開
∟ハリウッド映画は観客を飽きさせない為に数分置きに山場を設けているとからしいが（ソースはない）、まさにそれである。CMの続きがはよ見たい、ああ、来週も楽しみだな、と思わせる構成力が物凄い（そのためにいろいろぶっ壊れてて更に凄い）。

・堀ちえみ
∟そしてこのドラマは堀ちえみが凄いのである。堀ちえみ以外の役者はみんな巧い。めちゃくちゃ巧い。しかし堀ちえみは何をやらせても松本千明であり、どうしようもない大根役者である。だがここに制作サイドの狙いがある。このドラマは主人公に共感してもらい、応援してもらってなんぼである。だからこそ、絶望的境遇に置かれ続ける主人公に絶望的な俳優である堀ちえみをアサインしたのである。そんな堀ちえみは恐らく本人も主人公ほどでは無いにせよ、素直で一生懸命な女性だったのだろうと思われる・・・その努力が見えてしまうくらいにダメ役者なのである。

久々にドラマで心を揺さぶられたとさ。

（ちえみ　堀ちえみ　アーユー　堀ちえみ）

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なので暫く休むつもりが寧ろ微妙に去年と同じくらい忙しい感じがしている。
大きくはやっぱり景気回復の影響もあってか広告仕事の事案が増えて来ており、その流れもあって大きな取組を主管し始めた事もあり、趣味の方の出力を下げても大勢に影響が無かった手合と思われる。

そして更に35歳のこの一年は人生で最も忙しくなる予定である。
休めない性分というか星回りなのだろう。

だいぶ前に備忘録的にメモがあったのでそれに倣ってここ迄を纏めておく。

・行動
感情がゆさぶられたら、
その振れ幅が大きいほど、
行動に移す時間を長く取る。

じゃないと判断を誤る。

・健康
炭水化物は実は体によくないものだったのではないかと思った。
語弊があるから正しく書くと、1日190グラム以上摂取すると過剰だという意味で。

・勉強
英語必須になってきた。

・ネット
送料無料は神の所業だと思う。
買い物に出掛けるというその事だけに付加価値が伴わせなければ人はもはや買い物にすら出掛けなくなるだろう。

・人間関係
まず約束を守れるか、やりきれるかに尽きる。
いい人かとかそういう以前に、人として見做すかどうかの前段として。

・事業活動
必要なものが必ずしも売れるわけではないが、
さりとて売りたいわけではないので、
必要なうちは続けたいと思う。

売りたい場合の鉄則はこうである。
この世で売れるものは「人を楽にさせるもの」である。
安いから売れているのではなくて、最も楽にさせるから売れるのである。
（安ければその分働かないで済むから、と考える。）

・仕事
対面は甘えである。良くも悪くも。
全否定するわけではないけど使い分けるべき。

・写真
取り組みたいことはあるけどそれをする時間がないし捻出する程の意欲はもうない。

・カメラ
iPhone6を買ったけどそこまで触ってない。
使った感じiPhone5sのコントラストやノイズの問題は解消されていて、パララックスが無くなった分画角が狭くなった気がする（実際は同じ）。ただでかいので使いづらい。

フジのX30買った。多分もうこの先当面カメラは買わないと思う。

・音楽
年初に買ったマークパンサーremixのglobeばっかり聴いてた。
往年のが好きだった人は絶対に試聴でいいからすべき。

・映画
トレインスポッティングを10年ぶりくらいに見て、いい映画だなと思った。
トレインスポッティングって意味がやっと分かった。

・家族
一番の安息所。

・本
気になる本はあるんだけどやはり他を削ってまで読みたいと思う本には出会ってないなー。

そんな感じ。

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